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『アメリカン・ビューティー』(1999)第72回アカデミー作品賞 -44








アネット・ベニング(キャロリン)
ウェス・ベントリー(リッキー )
クリス・クーパー(フィッツ大佐)









実はポスターの薔薇はアメリカン・ビューティーではありません。ここに映画の内容を示唆する
ものがあることに気付かず どんなラブロンス♪?と見始めた多くの人はなぬ?これは・・と
思ったらしい。

アメリカの美、このタイトルは現代アメリカのアッパーミドル家庭を皮肉ったもの
どこにも実は美などない


ある程度成功すると憧れてたものが手に入りますね 郊外の静かな一戸建てに4000ドル自慢の
ソファで家族団らん、それなりの車・・・とここまでまさに80年の作品賞『普通の人々』とよく
比較されるわけですが

同じように家庭の中では崩壊が始まってる


旦那、嫁、反抗期の娘3人暮らしの家とその隣家に住む3人家族など映画でよく使われる
左右対称の構図で他も描かれます。

内容はですね~娘は隣家の息子リッキーと交際する。娘の父親ケヴィン・スペイシーは娘の友だちに惚れてHすることを夢見る。娘のおかんは仕事先の不動産王と浮気する。そして後半の見どころはリッキーの父親フィッツ大佐だ!

ある日隣家の窓を見ると息子が裸のケヴィン・スペイシーの一物をしゃぶってる光景に出くわす
(実は違うのだがそう見えた)逆上したフィッツ大佐はリッキーを殴る

雨の夜ガレージにいたケヴィン・スペイシーの元へ行くフィッツ大佐は隠していた
ゲイの本性を見せますが・・・そんな気はない!と断られます。こわいですね~~このフィッツ大佐


ラスト 家族の写真立てを見つめ幸せだった頃を懐かしむケヴィン・スペイシーの背後
ズドドドドド~~~ン!! 彼を殺したのは?誰?

机いっぱい流れる赤い血の色はポスターの薔薇の色であり玄関ドアの色でスペイシーが買った
真っ赤なトランザムの色、そして帰宅した妻の真っ赤な洋服へと繋がるわけね・・


白人しか出てこないこの映画・・結構色んなこと考えさせられます。
ケヴィン・スペイシーのコミカルな演技がまた光ります





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