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『市民ケーン』ーー388

市民ケーン』(原題:Citizen Kane)1941年公開


オーソン・ウェルズ:監督・製作・脚本・主演


映画にはお菓子とタバコと飲み物♪


ローズバット(ばらのつぼみ)とは何なのか!?


この字幕文字レトロじゃ~~



❤あらすじ❤

鬼才ウェルズ監督が、25歳の若さで発表した処女作で、絶大な権力者の秘めたる人生を斬新な映画手法で洞察した傑作。“ローズバット(ばらのつぼみ)”という謎の言葉を残して、新聞王ケーンが死んだ。ニュース映画の記者たちはこの言葉がケーンの波乱の人生を解明する鍵になると考え、取材を開始する。後見人、昔の親友、後妻などケーンの人生と交錯した人々の話から、次第にその一生が浮き彫りにされていく。それは、富と権力を欲しいままにしながらも、孤独で空虚な新聞王の姿であった……。この作品は、当時の新聞界の大立者ランドルフ・ハーストをモデルにしていたため、公開当時、物議を醸した。しかしケーンの人生をパズル状に配列した脚本の巧みさ、それを鮮明に画面に映し出す演出力、パン・フォーカスによる的確な撮影など、完成度の高さは比類ない。1987年ハリウッド百年祭記念の世界映画ベスト・テンの第一位にも選ばれた映画史上の金字塔。



映画1000本ノック100本目と言うことで嫁からこの映画見ずして映画は語れんやろ~~と

勧められたのが今回の『市民ケーン』

確かに様々なところで映画の金字塔!名作の第一位!などと聞いていた反面

正反対のレビューも頻繁に見かけていました。

百聞は一見にしかず  見るぞ~~

そして・・

上映開始後20分 やけに嫁が静かなのでチラ見すると・・

ガガ~~~ン!!! ね!寝てやがる~~~~~しかも爆睡(笑)

なんてやつだ ほっとこう


モノクロでまるでアナログレコードのような画像ときおりバスッ!とか音飛びもする

映写機でフィルムが回転してるレトロ感がまたいい。


新聞王ケーンが「バラのつぼみ」と言う謎の言葉を残して死んでいくとことから始まり

なんや?それは!と興味をひかれ映画もその謎を探しながら同時にケーンの子供から死後までを

追います。


ガラスの容器には白い粉とバラのつぼみ死に際に転がり落ちて砕ける

ラストシーンで燃やされてゆく遺品の中にローズバット(ばらのつぼみ)と書かれたソリが・・

う~~ん深いぜ~~ 冒頭の子供時代の雪あのシーンと容器の白い粉が重なりますねー

映像だけで あとは見る側にまかせるまるで本のような映画でした。


技術面でも革新的な試みがなされた映画として高く評価されています

しかしながら 開始早々に寝てしまった嫁に象徴されるような映画でもあると言えます。

なんともいえぬ映画でしたが ひとつ言えることはこれを見たあとまる一日

バラのつぼみのことが脳裏に焼きつき離れませんでした。

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