目の前はドバイではなくマクドだった
ゴールデンW。 ドバイで過ごす・・・・夢から覚めた。窓の外は雨
板張りの天井に蛍光灯が張り付いている。
午前9時ちょうど、1000円の理髪店に入った。番号札は6番目
待合には白髪半分の背骨の曲がった老人ばかりだった。
散髪を開始した1番の客に店員が話しかけている。
「GWはどこへいくんです?」客「この年になるともうどこへも出かけない」
本を読んでいた手を止めてその客のほうを見ると、70歳くらいのじじいだった
・・・GW初日の朝っぱらから1000円理髪に来てるようじゃ~ココが彼のGWだろう
再び本に目を落としながら、思う。
彼以外の客すべて老人と呼んでいる人たちだ。なのに妙に違和感がない・・
むしろ心地よく溶け込んでいる。きっと10年ほどまえならこの空間に耐えれなかった
はずなのに。
人に訪れる最大の驚きは老齢だ!
年を取ることに気づかぬふりをしていても、まわりが気づかせる時がある。
容姿は仕方ないけど心だけはカビが生えないようにしよう。
散髪を終えた僕は、何十年ぶりかで急にBIGマックが食べたくなり
ドライブスルーへ行った。
かぶりつくと反対側から色んなものがにゅるにゅるはみ出てくる。変わってねーな
マクドも。
マクドが出来てからもう50年ほどになる。このBIGマックもどこか老けたようにも
思える。
さてと今夜も闇のシノギに行ってきます。