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『ハチ公物語』(1987)-663

監督 神山征二郎

出演

上野秀次郎:仲代達矢
上野静子:八千草薫
森山積:柳葉敏郎 
上野千鶴子:石野真子
煙草屋の内儀さん:浦辺粂子
尾形才吉:尾美としのり
お吉:春川ますみ
留さん:山城新伍
芹沢道郎:山本圭
橋本八百蔵:殿山泰司
近藤梅蔵:加藤嘉
前川:井川比佐志
間瀬課長:高橋長英
町田巡査:石倉三郎 
焼鳥屋の客:岸部四郎
女中およし:片桐はいり
旅館の主人:三木のり平
旅館のおかみ:菅井きん
たみ子:加藤登紀子
安井小荷物係:泉谷しげる
菊さん:長門裕之
古川駅長:田村高廣





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有名な忠犬ハチ公の物語。秋田の片田舎で生まれた子犬が、東京の大学教授の家にもらわれてハチという名をもらう。成長したハチは、いつしか教授を渋谷駅まで送り迎えするのが日課となるが、教授は病気で帰らぬ人となる。しかしハチは雨の日も風の日も渋谷駅で教授の帰りを待つ……。渋谷駅前の名物になっている銅像“ハチ公”の物語が、てらうことなく丁寧に描かれ、ストレートな感動を与えた



❤東大教授の仲代達矢宅では前に飼っていた犬が死んでからもう犬は飼わないと決めていたが
秋田の後輩から子犬を譲り受ける

前足を八の字にふんばって立ってるので「ハチ公」と名付けるのだ
映画見てるとですねよく「このイタ公め!」とかアメ公やら・・ズベ公、先公なんて言ってますが
この【公】なんかヤバそうなニュアンスなのに「ハチ公」だとそうでもない。

公と言うのは位の高い人への敬称のことで貴族などに本来は使われ公爵、公家なんかもそうですね
公私混同の公です。それを頻繁に使うことで逆に軽蔑語として「このイタ公め!」となるわけです。

「ハチ公」の場合は愛称としてそう呼ぶハチ様~~♪みたいなもん


この仲代達矢がめっちゃハチ公を可愛がるんですね~~嫁の八千草薫 が嫉妬するくらい
毎日渋谷駅に夕方5時過ぎハチはひとりで仲代達矢の帰りを待つ生活が始まる
雨の日も雪の日もまさに忠実に


ところがところがです大学の授業中に仲代達矢が急死してしまう。(あっさりとね)
一家の主を失い八千草薫は和歌山の実家へ奉公人たちも解雇され屋敷も売られることに

残されたハチ公は知り合いの家に預けられるのだがその主人も急死するのだった


いよいよすべての人間に捨てられたハチ 野良犬となってしまいますが
それでも毎日渋谷駅で戻らぬ仲代達矢を待ちます何年も何年も・・

やがこの噂を聞きつけた朝日新聞の記者がハチのことを記事にする
現代ならそれを見てハチに救いの手を差し伸べる人があるだろが
昭和初期史実では相当逆に虐められたようです。


そしてついに昭和10年雪の積もる渋谷駅改札前でハチは命を閉じる

渋谷駅前のハチ公像はその前年に完成しハチ自身も除幕式に参加しているのが
せめてもの暖かいエピソードですね

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