PONYの缶詰

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『スパルタカス』(1960)-416











ローレンス・オリヴィエ(クラサス)
トニー・カーティス(アントナイナス)


第三次奴隷戦争(紀元前73年から紀元前71年)

エキストラ撮影風景

ローレンス・オリヴィエ&ジーン・シモンズ(48年映画ハムレット&オフィーリアコンビ)







任される。とは言っても彼らしさ全開の歴史ものは後の「バリー・リンドン」あたりで
こちらは一連の金にものをいわした歴史劇であります。

時代を掴むにはまだ無名のローマ軍として少しだけ顔見せるジュリアス・シーザーが
いるのでまだトロイカ体制の少し前の話だとわかります。

簡単に言えばスパルタカス率いる「第三次奴隷戦争」の話である。キリストさんが生まれる
少し前あたりです。当初6時間超えだった映画をなんとか3時間ものにしますが
長い!長いぞこれ!

見どころは奴隷解放にひとり立ちあがったスパルタカスが見るみる人望をかわれ
各地の奴隷を解放し500人、5000人、50000人・・と仲間を得て海へと移動する
圧倒的エキストラこのショットをキューブリックはうまく壮大に見せます。

海から船にのり祖国へ帰ろうとしますが、ガガーン!肝心の船がこない
しかもローマ軍に挟み打ちです!そして平地では絶対有利なローマ軍対スパルタカスの対決
ざっと見ただけで画面には一万人くらいの兵士がいます!ロケ弁がたいへんそう

果たしてスパルタカス軍は壊滅・・・見せしめに沿道には6000人が磔付けの刑になる
そこにはスパルタカスの無残な姿もあった・・

名場面はココ!「スパルタカスは誰だ!どこにいる!」。スパルタカスは、自ら立ち上がろうとする。「私がスパルタカスだ!」。だが、その瞬間、人々が次々と立ち上がった。口々に「私こそ、スパルタカスだ!」「いや俺こそ!」 仲間の思いに涙するんですね~スパルタカス

ラストシーン:スパルタカスに、一人の友が問いかける。「この戦いは、『負け』じゃないでしょうか。俺たちの負けじゃあ」

一人が『ノー(否)』と言ったことで、ローマが恐れ始めたではないか。何万もの人々が『ノー』と言った。素晴らしかった。。「だから『勝った』と言えるのではないか!


もちろんラブロマスもある70㎜らしい迫力の画面とこれ音声6.1CH仕様で
今の映画にひけを取らないものとなっています



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