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『グランド・ホテル』第5回アカデミー賞作品賞(1932年)-259






グレタ・ガルボ/初期ハリウッドの伝説的スター。「永遠の夢の王女」、「スウェーデンの美のスフィンクス」、「神聖ガルボ帝国」と呼ばれスター街道を歩む。


ジョーン・クロフォード/1932年にはグレタ・ガルボらMGMお抱えのスター達の出演が話題になった『グランド・ホテル』やサマセット・モーム原作の『雨』などの傑作に出演してその人気を不動のものとした。その頃の彼女が演じる役柄は貧しい出自からひた向きに努力して出世し、最後には玉の輿に乗るという彼女自身の生い立ちとオーバーラップしたものであった。


ジョン・バリモア/サイレント期から活躍した映画スターの一人であり、兄のライオネル・バリモア、姉のエセル・バリモアと共に「バリモア三兄弟」として名を馳せた。ドリュー・バリモアの祖父にあたる。


ライオネル・バリモア/ジョンの兄貴です


WESTERN ERECTRIC SOUND SYSTEMの文字が見えますね
オーディオファンならご存知じですね
1920年代〜1940年代の映画産業界で圧倒的なシェアを誇り(1936年に独占禁止法に触れ同社の映画産業部門は解散に追い込まれた)、当時のサウンドシステムは非常に優秀で今でも破格な値段で取引されている。(トムとジェリーなどの40年代の映画を見るとよくWESTERN ERECTRIC SOUND SYSTEMの文字が出てくる)





【予告篇】

限られた時間と場所に様々な人々を登場させる作劇法である“グランド・ホテル形式”の語源となった作品。当時のMGMの5大スターの競演が話題を呼んだ豪華版。人気が凋落して無気力なロシアのバレリーナ、男爵と称しているものの実は盗賊の男、生きるためなら何でもしようとする女性速記者、事業が危機に瀕している実業家、健康を害しこの世の名残りに贅沢をしに来た男の5人が、ベルリンのグランド・ホテルで一日半のうちに様々な人生模様を繰り広げる。バウムの原作小説をアメリカで舞台化した戯曲に基づき映画化。



♠伝説の大女優グレタ・ガルボを始めMGMの看板スター勢ぞろいの豪華な配役でした。

今の若い人にはドリュー・バリモアの祖父なども出てますので興味深いと思います

グランドホテル(ドイツかな)に宿泊する様々な人物が織りなす群像劇ですが

もや~っとしてるようで後半になると映画の訴えたい意味が見えてきます


人と人との出会いと別れや生きる意味や死についてグランドホテルを通して

見事に描きます。 主なストーリーの柱はジョン・バリモアですが

彼は泥棒です


でもこんな優しい気持ちの人間みたことないくらいいい人なんですねー

死んでしまいましたが この映画の中には珠玉の名言が沢山でてきます


おっとそうだ この映画で有名になった『グランドホテル方式』とは以下のことです


☆『グランドホテル方式』(-ほうしき)とは、映画において、同一時間及び同一の場所に集まった複数の人物の行動などを、同時進行的に一度に描く作品の手法の事である。映画『グランド・ホテル』によって効果的に使用された為、この名が付いている。

『群集劇』(ぐんしゅうげき)、『群像劇』(ぐんぞうげき)、『アンサンブル・プレイ』とも呼ばれる

THE 有頂天ホテルなどは典型的なグランドホテル方式ですね



抜群な映画かと問われると最後の評価点のごとくですが  いい映画でしたよ


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