PONYの缶詰

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『インドへの道』(1984)-81










ヴィクター・バナルジー(アジズ医師)
アレック・ギネス











最後となる映画で見せてくれるのはヒマヤラだった『インドへの道』これは、インドまで行く道程
ではなくイギリス人がインドを理解するまでの道のり 深いタイトルです

音楽と映像美は相変わらず素晴らしい!この監督の映画が目を見張るのは
大自然の風景をカメラで捉えたもので見せるのでなく実際に人間がそこに立ってるかのような
カメラワークです。

恋愛映画ではない テーマの主体は差別感情と言うのが色濃く出ています
その為今までの映像美と物語と音楽の融合したデヴィッド・リーン映画に慣れてますと
やや壮大な風景がもったいない気もします。

医師アジスはひょうきんでお人よしでエロいインド人だ イギリ人に憧れてます
そこへイギリス娘(アデラ)がインドに来る旅行ですな ふたりは知りあい彼の手配である洞窟に行く

そこでアデラは血だらけになりホテルへ運ばれる。ここらかね急展開
インド人医師アジスはレイプ犯として告訴される。なにもしてないのに

裁判~釈放 このあたりはイギリス人対インド人 統治する側とされる側
根本から見下してるイギリス人 正義感あるイギリス人緊迫したやりとりです

疑いは晴れた


しかし イギリス人に憧れてたアジスが言う「やっとインド人になりました」
そこにはかつてのヘラヘラした男は消え敵意だけが宿る

インド国立大学長フィールディングと言うイギリス人がそんなアジスの住む
ヒマラヤのふもとに来て最後は和解する


この映画は肝心の洞窟レイプ事件とアデラの告訴~取り下げまでの描写が曖昧で
見たあとどう考えればよいのか 自分で組み立てる楽しみもあります。