PONYの缶詰

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『嵐が丘』(1939)-39










マール・オベロン(キャシー・リントン)
ドナルド・クリスプ









有名ですが僕はこの映画で初めて見る。他にもデヴィッド・ニーヴンやドナルド・クリスプなんて凄い俳優も出ています。

この映画では‘ヒースクリフ’と言う主人公の役名が脳裏に焼きつく
ジャンル分けには「ロマンス」とありますが、ヒースクリフの復讐劇要素が強く
この愛の形にはきっとラブロマンス派からは抵抗のある内容かもしれません

孤児だった子供ヒースクリフが嵐が丘にある家世話になる
そこにはめっちゃ生意気な息子と可愛い娘キャシーがいた
ヒースクリフとキャシーは恋するが身分の違う仲はうまくいなかい。兄はヒースクリフを奴隷のように扱ます。やがて大人になったキャシーは上流階級の暮らしに憧れヒースクリフを捨ててセレブなヤサ男と結婚してしまう。 そんな奴ら全員に復讐を誓いアメリカで成功したヒースクリフは嵐が丘に戻ってくるのだ

これあくまで純愛路線つらぬくヒースクリフに対して、キャシーがフラフラしてるわけね
そこにはこんな貧乏人と結婚したってロクな人生歩めない!と言う気持ちがあります
そこが一番この映画のネックだ 見てるものはなんやとぉ~~!と思うのですね

金持ちになって帰ってきたヒースクリフの復讐はキャシーへの愛の表現でもある
しかし結局「愛」はお金でも身分でもないと頭では理解しながら行動に移せなかった

ラストで幻影と共に嵐が丘へ歩くふたり・・・この世では結ばれぬ想いを死後に託すのだった


う~ん・・・オリヴィエは舞台俳優の癖がまだ抜けきれず動きが大きくて
彼は翌年の「レベッカ」がいいです。全体はハッピーエンドなラブロマンスじゃないだけに
好き嫌いあるかもですね。 まずまずといったところか

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