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介護職員の仕事量とは


                                                                                      produced by Rouge 

一回の勤務で介護職員は、いったいどれだけの仕事をこなしている?
一勤務の基本時間は8時間だ。(超過勤務時間帯はのぞく)主に昼間勤務はこんな具合。

3大介護と言われてる、食事・入浴・排泄を柱にあらゆる生活面をやります。
★10人分の食事を作る(朝・昼・おやつ・夕)
★配膳・下膳
★10人分の食器洗い~乾燥~棚に戻す作業
★数名の食事介助(3~4名をひとりで)
★食後の口腔ケア10名(朝・昼・夕)
★トイレ介助(4名)3時間起きに
★車椅子からベッドへ移譲してのパット交換(昼間勤務6名程度、夜間16名)3時間間隔
★入浴介助(3~4名)
★ゴミ集め(10部屋)~ゴミ置き場へ
★点眼(数名)
★服薬介助(朝・昼・夕・眠前)
★バイタル測定
★リハビリ誘導
★離床・臥床介助(朝起こす~10時寝かす~昼起こす~3時寝かす~夕食前起こす
~夕食後寝かす)この作業をトイレに行ける人以外全員行う(6名程度)
★洗濯~乾燥~たたむまですべて
★ベッドメイキング
★トイレ掃除
★居室の清掃
★塗り薬塗布
★足浴・手浴
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などなど・・

基本以外にも失禁時の更衣からのシーツ交換などきりなくあります。
ほとんどの時間これをたったのひとりで行います。ありえんし~
以前は2名体制だったのが、人員不足で1名体制になり食事も以前は、厨房で
業者が作ったものを出していたが、経費削減なのかすべてこれも職員が行っている。

とにかく以前は、普通の株式会社に勤務していた経験からは、ありえん世界だ。
会社なら総務がやってるような仕事もオール職員の仕事。そのくせにやたら会議だの
社内研修が多い。

仕事量の多さもさることながら、組織としての体制が脆弱すぎます。
サービス業ですし、入居者とその家族第一主義。お客様は神様。
こういう介護施設でもっとも欠落してること、それは、職員にとって利用者は、
大事なゲスト。同時に施設にとっての大事なゲストは、【職員】であることを
忘れている点ではないだろうか。



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